事故車査定の減額目安は?修理せず高く売る方法について解説
- 買い取り
事故に遭った車を売る際、査定額がどれほど下がるのか気になる方も多いでしょう。
実は修理をせずにそのまま売却したほうが、手元に残るお金が多くなるケースは珍しくありません。
今回は事故車の査定基準や、損をしないための売却方法について分かりやすく解説します。
INDEX
事故車査定の減額目安

事故車の場合、相場よりだいたい30万円ほど下がるのが一般的です。
ただしこれはあくまでも目安であり、事故車である(=修復歴がある)こと以外にも、走行距離や実際の損傷の程度、車の年式などによっても減額の度合いが異なります。
そもそも年式や車種があまりにも古い場合、依頼先によっては買い取り価格自体がつかない可能性もあるでしょう。
関連コラム:事故車でも買い取りOK!売却までの流れとできるだけ高く売るためのポイントを解説
「事故を起こした=事故車」ではない

単に事故を起こした履歴があるだけでは事故車とは呼ばれません。査定における「事故車」には、明確な定義が存在するのです。
事故車とは車の骨格部分を損傷したり、修復歴があったりする車のことです(自動車業界での正式名称ではありませんが、多くの場合「事故車≒事故車」と考えて良いでしょう)。
例えば、実際に何かしら事故を起こしたものの、修理箇所がバンパーやサイドミラー程度のものであれば、修復歴には含まれず「事故車」の定義にはあてはまりません。
一方で、骨格部分に損傷が及ぶと、査定額は大きく下がります。
骨格部分とは下記の9箇所です。
- トランクフロア
- フレーム
- フロア
- クロスメンバー
- ルーフパネル
- インサイドパネル
- ダッシュパネル
- ピラー
- ラジエーターコアサポート
一般的な乗用車の場合、相場から30万円ほどの減額が行われることも珍しくありません。
ただし、査定額は修復歴だけに左右されるわけではなく、車の状態を総合的に見て判断されます。
減額分が30万円を大きく超える場合でも、落ち着いて細かな判断内容をチェックしましょう。
関連コラム:バンパー下のガリ傷で査定額はいくら下がる?修理すべきかの判断や修理費用の相場を解説
売却前の「修理」は不要!そのまま売るべき理由とは

事故車を売るとき、少しでも見栄えを良くするために修理を検討されるかもしれません。
しかし査定前の修理は、下記2つの理由からかえって損をしてしまう可能性が高いといえます。
- 修理にかかった費用がプラス分を上回ることはほぼないため
- 未修理でも高値がつきやすいため
修理にかかった費用がプラス分を上回ることはほぼないため
ユーザーが一般の修理工場で高い工賃を支払っても、その修理費が帳消しになるほど査定額がプラスになるわけではありません。
例えば、故障箇所を20万円かけて修理したとしても、査定額が5万円しか上がらなければ大損です。
せっかくの売却価格が実質的に目減りしてしまいます。
手元に残る現金を最大化するためには、現状のまま査定を受けるのが賢明でしょう。
未修理でも高値がつきやすいため

壊れた状態であっても、事故車には独自の需要が存在します。
損傷が激しい車であっても、海外市場やパーツ取りとしての価値が残っているためです。
特に事故車を専門に扱う買取業者であれば、世界中に独自の販売ルートを持っていることがあります。
国内では走行不能と判断された車も、海外では修理して元気に走っていることも。
また、生きている部品だけを再利用するリサイクルパーツとしての需要も根強いものです。
「こんな状態では売れない」と諦めずに、まずは専門業者へ相談してみるのがおすすめです。
事故車査定で損をしないための6つのチェックポイント

事故車を相場と同程度で売却することは難しいですが、業者選びや手順次第で、できる限り減額を抑えてお得に売却できるかもしれません。
そのためには下記項目を押さえることが重要です。
- 買取相場を確認しておく
- 無料の出張査定を利用する
- 相見積もりを出す
- 事故車や廃車専門の買取業者に査定してもらう
- 事故減価額証明書の用意をする
- 清掃を済ませ付属品は揃えておく
買取相場を確認しておく
まずは自分の車の買取相場を事前に調べておきましょう。
事故車の価値がどの程度なのかを知ることは、売却において非常に大切です。
目安がわからない状態では、提示された金額が妥当かどうか判断できません。
インターネット上では一般的な相場が記載されています。
事故車専門の事例などを参考に、車種や年式ごとの価格帯を把握しておきましょう。
あらかじめ知識を持っておくことで、業者との話し合いもスムーズに進みます。
相場を知ることは、自分自身の納得感を高めることにもつながります。
不当に低い価格で契約してしまうリスクを避けるためにも、事前の準備を欠かさないようにしましょう。
無料の出張査定を利用する
最近では多くの業者が、自宅まで無料で足を運んでくれる出張査定を行っています。
お店まで車を持ち込む手間がかからないのは、大きな利点と言えるでしょう。
特に修理できないほど壊れてしまった車や、動かせない車の場合は助かりますね。
レッカー車を手配する手間も省け、自宅に居ながら査定を完了させられます。
費用を気にせず複数の業者に依頼できるため、売却へのハードルもぐっと下がります。
日程の調整さえ済ませれば、保管場所でリラックスして査定を受けられます。
移動中の事故のリスクを心配する必要がないのも、安心できるポイントです。
関連コラム:車検切れ・税金未納でも廃車は可能?滞納リスクと損をしない廃車手順について解説
相見積もりを出す
車を売却する際は、必ず複数の業者に査定を依頼して内訳をしっかり比較しましょう。
事故車は業者によって、得意な車種や販売ルートが大きく異なります。
そのため、査定額に数万円以上の差がつくことも決して珍しくありません。
比較を行うことで、もっとも高く評価してくれる場所がどこか明確になります。
他社の査定額を伝えることで、価格交渉の材料として使うことも可能です。
時間に余裕があるなら、最低でも3社程度に声をかけてみるのが理想です。
事故車や廃車専門の買取業者に査定してもらう
事故車を売るなら、やはり専門の買取業者に依頼するのが高値への近道です。
一般的な中古車店では、事故によるダメージをマイナスに捉えがちです。
一方で専門店なら、使える部品の価値や海外への輸出需要を正しく評価してくれます。
国内では再利用が難しい状態でも、パーツ単位で価値を見出してくれるのです。
また、廃車を専門とする業者であれば、動かない車の引き取りも得意としています。
レッカー代などの諸費用をサービスしてくれるケースもあり、事故車・廃車ならではの悩みに寄り添ったサービスを提供している業者が多い印象です。
事故車に強い業者を選ぶことが、結果として手元に残るお金を増やすことにつながるでしょう。
事故減価額証明書の用意をする
事故減価額証明書は、事故により車の価値がどの程度下がったかを証明する書類です。
保険請求や査定時に役立つことがあるため、事故の被害者である場合はこの証明書の取得をおすすめします。
発行先は保険会社や修理工場です。
これがあると、事故歴があることを証明しながらも、適正価格で取引できる可能性が高まります。
用意できるなら取得しておきましょう。
清掃を済ませ付属品は揃えておく
車自体の傷は隠せなくても、清潔感を出すことは非常に重要です。
車内の清掃や洗車を丁寧に行うことで、大切に乗られていた印象を与えることができます。
第一印象が良いと、査定士の評価もポジティブになりやすいものです。
また、スペアキーや保証書、定期点検整備記録簿などの付属品も忘れずに用意しましょう。
特に整備記録簿は、過去のメンテナンス状況を証明する貴重な資料となります。
これらの小物が揃っているだけで、数万円の差がつくこともあるかもしれません。
できる限りの準備をして、愛車の価値を最大限に引き出しましょう。
まとめ:事故車査定で後悔しないために

事故車の売却は、通常の車とは異なる視点での判断が求められます。
まずは現状のまま査定を受け、修理費用で損をしないように心がけましょう。
信頼できる業者を選び、正確な情報を提供することが高価買い取りの鍵となります。
少しの工夫と知識を持つことで、納得のいく結果を手にすることができるはずです。
大切な愛車の最後を、納得のいく形で締めくくってみませんか。
